タイバーツの外貨両替レート
タイバーツ(THB) ⇔ 日本円(JPY)の外貨両替レート(店頭レート・宅配レート)をご覧いただけます。外国為替市場のタイバーツ / 円のレートとチャートをリアルタイム表示。また、紙幣画像などのタイバーツの基本情報やコラム記事も掲載しています。
店頭外貨両替レート
通貨 | 記号 | 外貨から日本円へ | 日本円から外貨へ |
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タイバーツ | THB | 4.18 | 4.52sold out |
タイバーツ ⇒ 日本円 にご両替の場合
両替レート:1THB = 4.18 円
100 THB = 418.00 円
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10,000 THB = 41,800.00 円
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100 THB = 452.00 円
1,000 THB = 4,520.00 円
10,000 THB = 45,200.00 円
宅配外貨両替レート
通貨 | 記号 | 外貨から日本円へ | 日本円から外貨へ |
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タイバーツ | THB | --- | --- |
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10,000 THB = 円
LIVE 為替レート
為替レートの見方
上記グラフは、銀行間取引市場(インーバンク市場)のタイバーツ・日本円(THB/JPY)の直近1年間の日足チャートです。
価格が大きい=THBが高い=日本円が安い ⇒ 円安・バーツ高
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価格が小さい=THBが安い=日本円が高い ⇒ 円高・バーツ安
円から外貨に変えるとお得!
ご注意下さい
為替レートは、銀行間取引市場であるため、実際の外貨両替のレートとは異なります。外貨両替をする際のご参考にしてください。
買取可能なタイバーツ(THB)紙幣
一般事情
面積: 514,000平方キロメートル(日本の約1.4倍)
人口: 6,741万人(2023年)(タイ内務省)
首都: バンコク
民族: 大多数がタイ族。その他、華人、マレー族等
言語: タイ語
宗教: 仏教 94%、イスラム教 5%
略史: タイ王国の基礎は13世紀のスコータイ王朝より築かれ、その後アユタヤ王朝(14~18世紀)、トンブリー王朝(1767~1782)を経て、現在のチャックリー王朝(1782~)に至る。1932年立憲革命。
政治体制・内政
政体: 立憲君主制
元首: マハー・ワチラロンコン・プラワチラクラーオチャオユーフア国王陛下(ラーマ10世王) His Majesty King Maha Vajiralongkorn Phra Vajiraklaochaoyuhua, The Kingdom of Thailand (2016年10月即位)
議会
- 下院500議席(公選)
- 上院250議席(任命)
- 憲法の経過規定により、上院は当初5年間のみ250議席。それ以降は200議席。
政府
- 首相: プラユット・ジャンオーチャー(Mr. Prayut Chan-o-cha)※国防大臣兼務
- 外相: ドーン・ポラマットウィナイ(Mr. Don Pramudwinai)※副首相兼務
内政
- インラック政権発足(2011年8月)まで:
- 1997年のアジア金融危機の影響がまだ残る2001年1月の下院総選挙に勝利して政権に就いたタクシン首相(当時)は、国内需要喚起と外資誘致による輸出促進、大規模公共事業、社会保険制度改革、麻薬撲滅等の諸政策を大胆に実施して支持を集め、タイ近代政治史上はじめて任期を全うした公選首相となった。他方、トップ・ダウンの意思決定の導入や、タクシン首相自身の強引な姿勢が伝統エリート層や保守層の反発を招き、2006年はじめから職権乱用や汚職を理由にタクシン首相を糾弾する社会運動が拡大し、同年4月の選挙は、野党がボイコットする事態となった。その後、憲法裁判所により選挙は違憲無効と判断され、選挙のやり直しが検討される中、2006年9月19日、ソンティ陸軍司令官(当時)を中心とする軍部によるクーデターが発生した。
- 2006年10月に発足した暫定政権の下、2007年12月に下院議員選挙が行われ民政復帰が実現した。2007年5月に憲法裁判所から解党判決を受けたタイ愛国党の後継政党である国民の力党が同選挙で勝利したものの、再び反タクシン運動が高まり、中心的なグループの「人民民主連合(PAD、通称黄シャツ)」が首相府や国際空港を占拠する中、2008年12月、憲法裁判所は政権与党の国民の力党の解党処分を決定した。連立の軸を失ったことによる政権崩壊を受けて政界再編が行われ、第二党かつ最大野党であった民主党を中心とするアピシット政権が2008年12月に成立したが、2009年はじめから反クーデターと選挙に基づく政権樹立を主張する「反独裁民主戦線(UDD、通称赤シャツ)」による反政府運動が拡大した。
- 2009年4月に東部のリゾート地パタヤで予定されていたASEAN関連首脳会議の妨害やバンコク都内での大規模デモ等は、当局の非常事態宣言発出により収束したかに見えたが、2010年2月に最高裁判所がタクシン元首相の資産没収の決定を下したことを契機に、UDDデモが再燃した。デモ隊と当局の間の緊張が高まる中、4月10日、デモ隊と治安部隊との間で衝突が発生し、日本人1名を含む多数の死傷者を出す事態が発生した。5月19日のUDD幹部による解散宣言まで右衝突は散発的に発生し、一連の混乱による死亡者数は、当局発表では約90名にのぼった。
- 政府による国民和解の取り組みにも拘わらずUDDによる政府批判は収まらず2011年5月に下院は解散され、7月3日に行われた総選挙の結果、2008年に解党された国民の力党の後継政党であるタイ貢献党が勝利し、8月10日、タクシン元首相の実妹のインラック氏を首相とする政権が発足した。
- 反政府デモの拡大とクーデターの発生(2014年5月)まで:
- インラック政権は、発足当初、北・中部地方を中心に発生した洪水被害への対応に追われたが、その後は、比較的安定的に政権運営を行った。他方、2013年7月に大赦法案が国会に提出されると、野党や反政府勢力のみならず、汚職を嫌悪する一般市民やビジネス界を巻き込んで強い反発を引き起こし、ステープ元副首相・元民主党幹事長率いる「人民民主改革委員会(PDRC):通称黄シャツ」が主導する大規模な反政府デモが繰り返され、バンコク都内各地で大規模な路上デモから首相府他の政府庁舎の占拠へと発展した。
- このような状況を受けて、12月9日、インラック首相は下院を解散し、翌2014年2月に選挙が行われたが、反政府デモ隊の妨害により、一部の投票所で投票が完了できなかったことから憲法裁判所は同選挙を無効と判じた。さらに、5月7日、憲法裁判所は、公務員の人事異動を巡り、インラック首相の職権乱用を認定する判決を下し、同首相は失職した。都内のデモ拠点における銃撃によって死傷者が発生する等、緊張が高まる中、5月20日未明、プラユット陸軍司令官は全国に戒厳令を発令。対立する陣営を集めた対話が軍主導で行われたが妥協に至らず、5月22日夕方、軍を中心とする「国家平和秩序維持評議会(NCPO)」が全統治権の掌握を宣言し、クーデターが改めて発生することとなった。
- プラユット暫定政権の発足から総選挙を通じた民政復帰及びプミポン国王の崩御とワチラロンコン新国王の即位(2019年7月まで):
- クーデター発生直後の5月30日、NCPOは、第1~3期で構成される民政復帰に向けた「ロードマップ」を発表。同ロードマップに基づき、7月に暫定憲法、8月に国家立法議会及びプラユット首相による暫定内閣が、10月に改革会議及び憲法起草委員会が順次立ち上げられ、新憲法発布に向けた作業が進められた。右から約2年後の2016年8月、国民投票により新憲法案が可決。2017年4月に公布された。その後、数回の選挙延期の後、2019年3月24日、8年ぶりとなる下院総選挙が実施された。5月までに上院議員(250名)が任命され、6月5日、首相選出のための上下両院合同議会が開催され、NCPOが立ち上げた政党である国民国家の力党が推薦するプラユット首相が首班指名を受けた。7月16日、憲法の規定に基づき、プラユット新政権閣僚一同がワチラロンコン国王への宣誓式を実施し、プラユット政権が正式に発足した。同民政政権発足とともに、NCPOは解散となり、タイは5年ぶりの民政復帰を果たした。
- この間、2016年10月13日のラーマ9世(プミポン国王)の崩御を受け、ワチラロンコン皇太子が新国王(ラーマ10世)として即位した。ラーマ9世の崩御に伴う服喪期間の後、2017年10月26日には、プミポン前国王の火葬式が執り行われ、2019年5月4日から6日にかけて、ワチラロンコン国王の戴冠式が国を挙げて執り行われた。
外交・国防
外交
- 概観:
- タイは、長年にわたり全方位外交を基本としつつ、主要国との距離を内外の事情に応じて変更する柔軟な外交を展開しており、その基本的な姿勢は最近も変わっていない。近年は、国際的に関心の高い問題に対して談話を発表する等、国外の情勢について積極的に立場表明を行う傾向が見られる。中東・アフリカ地域との関係強化の動きが見られる。また地政学的にメコン地域の中核を成すことから地域情勢にも積極的に関与する傾向が見られ、エーヤワディ・チャオプラヤ・メコン経済協力戦略会議(ACMECS)の再活性化、タイ国際協力機構(TICA)を通じた周辺国への国際協力やハード・ソフト両面の連結性の向上持続等の取り組みが上げられる。
- 主要国との関係:
- 米国:
- タイは米国にとって条約上の同盟国であり、アジア太平洋地域で最大級の多国間共同訓練の「コブラ・ゴールド」は、タイ国内で例年開催されている。2014年5月のクーデター発生に対し、米国務省は「失望」の意を表し、軍事援助の凍結や共同訓練の中断といった措置を発表したが、トランプ政権発足後は、プラユット首相が訪米する等、関係改善が進展した。また、2019年の民政復帰に際し、米国はプラユット新政権と共に取り組んでいくことを期待している旨、発表した。バイデン政権下でも関係は安定しており、2023年には新たな防衛協力協定が締結された。
- 中国:
- 貿易、国内の多数の中国系タイ人の存在、メコン川が両国を貫流していること等を通じ歴史的に緊密な交流と友好関係がある。1975年に国交を樹立。2012年に包括的・戦略的パートナーシップ関係を構築している。タイは、2012年から2015年まで、ASEANにおける対中調整国を務めており、2013年7月には中ASEAN戦略的パートナーシップ10周年ハイレベルフォーラムを開催、また、同年9月の南シナ海における行動規範(COC)策定に向けた公式協議開始に貢献した。2014年のクーデター以降、欧米との関係が一時的に停滞した一方、中国との関係は進展している。また、2000年代以降は、中タイの海軍、空軍間で軍事演習を実施している。経済面では、中国はタイの最大の貿易相手国であり、特にインフラ開発においてタイ中部と東北部を繋ぐ高速鉄道建設において中国との協力が進展している他、中国企業による投資が増加傾向にある。2023年には新たな自由貿易協定(FTA)が締結され、貿易と投資がさらに活性化している。
- 米国:
- 近隣国との関係:
- カンボジア:
- カンボジアが国際司法裁判所(ICJ)に提訴していたカオプラウィハーン(プレアビヒア)寺院周辺地域の帰属に関する解釈請求に対し、2013年10月に判決が示されたが、寺院及び周辺のごく限られた地域はカンボジアに帰属し、それ以外の係争地域は両国の話し合いで解決されるべきとの内容であり、判決後のタイ国内の反応は比較的落ち着いたものであった。近年は、国境周辺の情勢は沈静化しつつある。2023年には両国間で新たな経済協力協定が締結され、観光業や貿易が活発化している。
- ミャンマー:
- ミャンマー国内の民主化の動きを受け、首脳・閣僚レベルの往来が頻繁に行われ、経済関係強化の機運が高まっているが、タイ国内のミャンマー人労働者の滞在許可問題や、ラカイン州の騒擾を受けてタイに流入した人々の扱い等の課題も顕在化している。近年は、タイがメコンの中心に位置する地政学的有意性及び地域全体の発展・開発の必要性を志向し、タイ国際協力機構(TICA)を通じた周辺国への国際協力やハード・ソフト両面の連結性の向上、SDGsを軸とした持続可能な開発の推進を進めている。2024年には、新たなインフラ協力プロジェクトが開始され、ミャンマーとの連携が強化されている。
- カンボジア:
国防
- タイは伝統的に柔軟な全方位外交を維持しつつ、ASEAN諸国との連携と日本、米国、中国といった主要国との協調を外交の基本方針としている。
- 予算: 2300億バーツ(2024年)
- 兵役: 徴兵2年、予備役20万人
- 兵力:
- 正規36万850人(陸軍245,000人、海軍69,850人、空軍46,000人)
経済
経済政策と現況
- インラック政権は、選挙公約としていた全国一律の最低賃金の引き上げ、大卒者の初任給引き上げ、コメ担保融資制度、自動車購入者への減税措置等の経済政策の実施により国内経済の強化を目指す一方、政権発足後は、例年を上回る降水により、北・中部地方で大規模な洪水が発生し、バンコク周辺の工業団地が浸水したほか、タイ、さらにはサプライチェーンを通じ、我が国及び地域の経済に大きな影響を与えた。このため、当初、国家経済社会開発庁(NESDB)は2011年の経済成長率を3.4~4.0%と予測していたが、実際には0.1%に低迷。その後、大洪水からの復旧・復興から始まり、内需が牽引する形で経済活動は回復し、2012年は、7.3%の成長を記録。2013年は、自動車購入者への減税措置の終了に伴う自動車の反動減、洪水からの復旧・復興投資の一巡により、2012年に成長を牽引した内需が低迷し、2.9%の成長に止まった。
- 2014年5月に発生した政変により、軍部を中心とする国家平和秩序維持評議会(NCPO)が全権を掌握した後の政情混乱等もあり、2014年の成長率は0.9%であった。その後、緩やかに回復基調に転じ、15年の経済成長について、3.0%、16年は、3.3%、17年は3.9%、18年は4.1%、19年は2.4%であった。
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、2020年には-6.1%の成長率となったが、2021年以降は緩やかな回復基調を示している。2023年には成長率が3.7%に達し、2024年は4.0%に達する見込みである(IMF予測)。
対外経済関係等
- タイの二国間のFTA/EPA:
- 締結済みの主な協定:
- 日本(JTEPA、2007年11月発効)
- 豪州(TAFTA、2005年1月発効)
- ニュージーランド(TNZFTA、2005年7月発効)
- チリ(2015年11月発効)
- 英国(UKTFTA、2023年7月発効)
- アーリーハベストを開始済みの主な協定:
- インド(2004年9月発効、2012年1月に追加第2議定書へ署名):家電製品、自動車部品など、82品目の関税を先行して引き下げ開始
- ペルー(追加第3議定書署名、2011年12月発効)
- 交渉中の主な協定:
- EU(2013年5月に交渉開始、2024年4月に第5回交渉実施)
- パキスタン(2015年8月に交渉再開)
- トルコ(2017年7月に交渉開始)
- スリランカ(2018年7月に交渉開始)
- 締結済みの主な協定:
- ASEAN加盟国としてのFTA/EPA(締結済みの協定):
- 日本(AJCEP、2009年6月発効)
- インド(AIFTA、2010年1月発効)
- 韓国(AKFTA、2010年1月発効)
- 豪州・NZ(AANZFTA、2010年3月発効)
- 中国(ACFTA、2010年1月発効)
- ASEAN域内のFTA/EPA:
- タイは、ASEANの中軸国として経済の基盤をASEANに置いている。ASEAN域内のFTAであるAFTAは、1992年1月の第4回ASEAN首脳会合において1993年から2008年までの15年間で実現に取り組むことが正式に合意されてスタートした。AFTAを実現するための共通効果特恵関税(Common Effective Preferential Tariff、CEPT)が1993年1月から開始され、その後CEPT最終関税率(0~5%)の達成の目標年は累次前倒しされてきている。
- 地域的な包括的経済連携協(RCEP):
- 2020年11月15日、ASEAN構成国10ヵ国と日本、中国、韓国、豪州及びニュージーランドが、多国間経済連携協定であるRCEPに署名した。RCEPは、地域の貿易・投資の促進及びサプライチェーンの効率化・活性化に向けて、市場アクセスを改善し、発展段階や制度の異なる多様な国々の間で知的財産、電子商取引等の幅広い分野を規定することにより、地域における自由で公正な経済ルールを構築するものである。RCEPは、ASEAN構成国のうち少なくとも6ヵ国及びASEAN構成国ではない国のうち少なくとも3ヵ国が国内法上の手続に従って批准しその後60日経過すると発効する。2023年にはすべての加盟国が批准を完了し、正式に発効している。
- 周辺国との連結性強化:
- 経済成長戦略の関連でタイが特に重視しているのが、周辺国との連結性の強化である。周辺国とのハード・ソフト両面の連結性を向上させることで、メコン地域、インドシナ半島の中心及び太平洋地域とインド洋地域の中間に位置するタイの地政学的優位性をより一層活用することが、次なる成長ステージを目指す上では重要な課題となってくる。このため、インドシナ半島を貫く南部経済回廊、東西経済回廊、南北経済回廊の構築を目指している。また、南部経済回廊のミッシングリンクを解消すべく、バンコクから約300km西にあるミャンマーのダウェー開発を日本とも協力してミャンマー政府と共に進めようとしている。さらに、メコン地域開発のために、エーヤワディ・チャオプラヤ・メコン経済協力戦略会議(ACMECS)の再活性化を通じ、地域の持続可能な発展に積極的に取り組む姿勢が見られる。2024年には、メコン地域とインドシナ半島全体の連結性を強化する新たなプロジェクトが開始された。
経済指標(2024年まで)
年 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
成長率 (%) | 7.2 | 2.7 | 1.0 | 3.1 | 3.4 | 3.9 | 4.1 | 2.4 | -6.1 | 1.6 | 3.2 | 3.7 | 4.0 |
インフレ率 (%) | 3.0 | 2.2 | 1.9 | -0.9 | 0.2 | 0.7 | 1.1 | 0.7 | -0.9 | 1.2 | 1.7 | 2.1 | 2.3 |
名目GDP (十億ドル) | 534.6 | 551.3 | 561.2 | 577.3 | 601.7 | 626.9 | 653.8 | 676.1 | 634.2 | 644.1 | 662.8 | 688.3 | 716.4 |
一人当たり名目GDP (ドル) | 7,810 | 8,035 | 8,187 | 8,396 | 8,778 | 9,136 | 9,491 | 9,739 | 9,109 | 9,235 | 9,481 | 9,823 | 10,214 |
失業率 (%) | 1.0 | 0.9 | 0.8 | 0.7 | 0.6 | 0.7 | 0.8 | 0.9 | 1.0 | 1.2 | 1.1 | 1.0 | 0.9 |
総貿易額 (十億ドル) | 492.3 | 509.1 | 523.2 | 540.7 | 561.8 | 586.3 | 608.9 | 626.7 | 590.2 | 603.1 | 618.4 | 642.1 | 668.2 |
貿易収支 (十億ドル) | 23.7 | 24.1 | 25.7 | 27.1 | 28.3 | 29.6 | 30.9 | 31.7 | 28.5 | 29.1 | 29.8 | 31.2 | 32.6 |
主要産業
- 農業は就業者の約40%弱を占めるが、GDPでは12%にとどまる。一方、製造業の就業者は約15%だが、GDPの約34%、輸出額の90%弱を占める。観光業も重要な産業であり、コロナ禍の影響を受けたが、2023年から2024年にかけて回復が進んでいる。
主要貿易相手国及び地域
- 輸出: 1.米国(13.2%) 2.中国(12.3%) 3.日本(10.1%)
- 輸入: 1.中国(21.8%) 2.日本(14.5%) 3.米国(7.5%)
通貨
- バーツ(Baht)
為替レート
- 1ドル=約36.3バーツ(2024年7月)
- 1日本円(JPY)=約0.2284タイバーツ(THB)。また、1タイバーツは約4.38日本円に相当。
タイバーツ(THB)基本情報
通貨名: タイバーツ
英語表記: Thai baht
通貨コード: THB
使用国・地域(法定通貨): タイ
使用国・地域(非公式): ミャンマー、ラオス、カンボジア
通貨単位記号: ฿
通貨補助単位: 1バーツ=100サタン
硬貨の種類:
- 25サタン
- 50サタン
- 1バーツ
- 2バーツ
- 5バーツ
- 10バーツ
紙幣の種類:
- 20バーツ
- 50バーツ
- 100バーツ
- 500バーツ
- 1000バーツ
高額紙幣の使いやすさ:
- 1000バーツ紙幣はタクシーや屋台などでお釣りがないこともあるが、一般的には問題なく使える。
現金の使用頻度:
- クレジットカードは使用可能な範囲が広がりつつあるが、高級店、スーパーやコンビニ以外は現金を用意しておく方が望ましい。
現地での両替のしやすさ:
- 日本円を現地で現地通貨に両替するのが最も容易な国の一つ。両替店は非常に多く、空港、駅構内やデパート内のみならず市中の交換所はほとんど土日も開店している。繁華街では、深夜まで開いている交換所もある。空港の到着階の両替店より地下階の両替店の方がレートは良い。
偽造紙幣対策:
- 紙幣にはホログラムがあるが、偽造が問題になったことはない。同じ券種の紙幣でも複数デザインが流通しているが、受け渡し時に注意する習慣もない。2018年まで前国王ラーマ9世プミポン王の肖像が記されていたが、崩御した後に発行されている新シリーズにはラーマ10世の肖像が印刷されている。
為替レート:
- 2024年7月時点での為替レートは、1米ドル=約36.3タイバーツ (Exchange Rates) (Wise)。1日本円=約0.2284タイバーツ (XE)。
経済的背景:
- タイバーツはメコン流域で最も工業化が進んでいるタイの通貨であり、その信頼性は高い。2017年後半より対円・対米ドルともにバーツ高のトレンドが続いている。中国との経済的な繋がりが強く、中国経済と人民元の動向を注視する必要がある。為替管理は緩やかで、バーツから主要通貨への逆交換も、両替店に通貨の在庫があれば簡単に応じてくれる。交換時、外国人はパスポートの提示を求められるが、一人一回2万ドル相当の持ち出し制限以下であれば出国時に申告は必要ない。
歴史的背景:
- バーツの呼称は金の重量単位から由来しており、タイで金地金を買うときは、重量もバーツで示される。金1バーツあたり20000バーツというように重量単位(1バーツは約15.2グラム)と金額単位が同じになる。1997年のアジア通貨危機(タイバーツが発端となったことより、トムヤムクンクライシスとも呼ばれる)以前は1米ドルあたり25バーツ前後でのドルペッグで安定していたが、危機の際には一気に56バーツを超えて大きく動揺し、空売りを仕掛けるヘッジファンドと買い支えるタイ中銀の攻防戦から「血まみれのバーツ」と呼ばれた。最近は1米ドルあたり30~35バーツ程度で安定している。外貨準備も十分にあり、通貨危機再来の可能性は低いと言われている。
その他の情報:
- ヨーロッパには、2ユーロ硬貨と材質や重さが良く似た10バーツ硬貨が多く持ち込まれており、自販機荒らしが発生し問題となっている。両替店によってレートに違いはあるが、総じて売りと買いのレート差(スプレッド)は非常に小さいことで有名である。ネット上には交換レート比較サイトも存在する。
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