海外旅行に外貨現金を持っていくべき3つの理由とは?

私たちは、外貨両替事業(Foreign currency exchange)を行っているので、よく次の質問をされます。

「外貨はどのくらい用意していけば良い?」

この質問は本当にたくさん受けます。

「1週間ヨーロッパに旅行するのだけど、一人あたりどのくらいの現金を持っていったほうが良いですか?」

とか

「アメリカに2週間ほど旅行に行くのですが、米ドルはどのくらい持っていけばよいですか?

ほとんどクレジットカードで支払いをしようと思っているんですが」とかとか…

とても気になる方が多いのですね。

あなたもきっと気になっているのだと思います。

さて、

今回は、「誰も教えてくれなかった… 海外旅行に外貨現金を持っていくべき3つの理由とは?」
と題して、あなたにもきっとためになる情報をお届けしたいと思います。

まず最初にお断りしておきます。
私たちが外貨両替店だから、「外貨現金を持っていくべきだ。」と言うのでは有りません。


たくさん両替をしていただければ私たちは嬉しいのですが、

外貨現金を持っていくべき3つの明確な理由があるのです。

3つの理由のなかの一つには、命にも関わる特別な理由もあります。

外貨両替店のスタッフとして記事は書いていますが、実体験を通して読者の方にとって本当に有益な情報は何か?を主眼にしてこの記事を書いています。

この記事の内容があなたにとってためになる記事であれば幸いです。

では、まず最初の理由から見ていきましょう。

1.外貨両替レートがお得


外貨両替レートは、クレジットカードも悪くはないですが、

マイナーな通貨になるとものすごく悪くなる場合があります。

例えば、海外で買い物をした時に、現地通貨または日本円を選択して決済できるサービスがあります。

先日、台湾旅行の時にカード決済を試してみたのですが、

台湾ドルでの決済と日本円での決済どちらでも可能ということだったので、

日本円での決済金額の場合の両替レートを確認してみたくなり、日本円で決済する場合はいくらですか?と店員さんにたずねてみました。

日本円での決済金額を見てびっくり。。

両替レートが悪すぎる。当然、日本円での決済はやめて、台湾ドルで決済することに。

でも、よくよく考えてみると、台湾ドルで決済したとしても、カード会社からは日本円で請求されるのだから同じ??

後日、この台湾ドルの決済金額が日本のカード会社からいったいいくらで請求が来るのか?気になったので、カード発行会社のウェブサイトにログインして決済金額を確認してみたところ、

やはりレートが悪い。。。

クレジットカードで買い物をするとポイントが還元されるのでお得だというアドバイスがあるのは知っていますが、両替レートが悪いので、ポイントが還元されても意味がない。

それだったら、ポイントは要らないので、良い両替レートで決済金額を少なくしてほしいものです。


以上のような実体験も有り、カード会社の両替レートは良いと言えないので、両替レートが良い両替店で外貨両替をしておくことを強くおすすめします。


ちなみに、台湾の場合、空港の両替店の両替レートは市内の銀行の両替レートよりも良いので、事前に台湾ドルを準備できなかった場合は、空港で両替をするのも良いでしょう。

総論ですが、マイナー通貨に限らず、日本で良い両替レートで両替できる外貨両替店をみつけて事前に両替をしておくのが良いです。

2.お礼(チップ)をするなら現金

現金はちょっとしたお礼にも使えます。

チップ文化がある国では、チップは現金が喜ばれます。


レストランなどでカードで支払う時にチップ金額を記入するというのもありますが、やはり王道は現金です。

チップ用に小銭を持っておくことをおすすめしますチップ文化の有る国に限定されません。


チップ文化のない国でも、ちょっとしたお礼には現金が有効です。

このようなチョットしたお礼には現金が便利で、クレジットカードは使えません。

3.現金しか使えない場合がある

上記の2つの理由は、よく聞くアドバイスかもしれません。


しかし、私の実体験からのアドバイスで、とても重要な理由はこの3番目のこれです。

「ちょっとまって。。クレジットカードの取扱をしていないお店では現金しか使えないのは当たり前。これのどこが重要な理由なの?」

というお叱りのお言葉が飛んでくるのは重々承知です。
その通りです。

現金しか使えないお店がたくさんあるので現金が良いのです、
しかし、それだけの理由ではないのです。

それは、「クレジットカードは非常時に使えない」ということからです。2019年9月8日に関東を直撃した台風は、千葉県内で大規模な停電を起こしました。


この時にTV等で被災地の状況を伝えていましたが、

停電が長引き自家発電の燃料も尽きて、電気が必要な病院施設等で死に直面している方々が大勢いる。


携帯基地局の電源も無くなり、携帯電話が全く繋がらない。


台風が直撃し、送電網が破壊され、数十万世帯でこのような電気のない状況が千葉県内で起こったのです。

私が海外旅行をしている時に、たまたま今回の千葉県内で起こった大停電と同じような状況におかれたのでした。

このとき何が起こったか? ATMが止まった。。。

ATMから現金が出てこない。。。

クレジットカードで買い物ができない。。。

食べ物が買えない。。。


通常の停電等では、発電機が作動して電気をつけることはできるので問題は発生しません。


しかし、大規模な停電が発生して長期化すると、そうは行きません。
発電機の燃料にも限界があるので、電気を作るにも限界があります。


海外でブラックアウトに遭遇し、銀行のATMカードとクレジットカードの無力さを感じたのでした。

ある程度の現金は持っていましたが、決して十分な金額といえる額ではありませでした。

クレジットカードで買い物ができるので、沢山の現金を持っておく必要はないと思っていのでした。
カードは持っているけど現金がない。現金がないことで買い物もできない。

電気がいつ復旧するのかわからない。見知らぬ異国の地で、こんな不安な状況になるのと、日本で同じような状況になるのとでは比較になりません。

本当に困りました。

現金がないことでこんなに苦労するのかと。 この経験をした後は、ご想像のとおりです。

海外に行くときは、必ず十分な現地通貨を準備して行くことにしています。

現地通貨が十分に用意できない場合であっても、十分な日本円の現金を持っていくことにしています


日本国内でも大規模停電や通信インフラが使えないことがいつ起こるかわかりません。

だから、日本国内にいるときでも、常に一定額の現金を持ち歩くことにしています。

平時は便利なものであっても、非常時に使えないものは価値が有るとは言えないと感じたのです。


現金とクレジットカードとを比べるとどっちが良いですか?という質問をされるたびにこの実体験した経験談をお話するようにしています。

私は、絶対に「現金」をおすすめします。


クレジットカードは保険だと思って携帯しておくのは良い事だと思います。

しかし、クレジットカードをメインに考えるのはやめたほうが良いです。
磁気不良でクレジットカードが使えないこともありました。

理由がわからないがクレジットカードが使えないこともありました。

クレジットカードやATMカードを過信しないことです。一方で、いままでに「現金が使えなかった」という経験は有りません。

害時でも停電時でも現金は使えました。災害時で一番役立ったものの一つが「現金」でした。 十分な現金を持って海外に行くことを強くおすすめします。

何が起こるかわからないのですから。

ましてや、異国の地なので。 以上、3つの理由をお伝えしました。


おさらいになりますが、外貨現金を持っていくべき3つの理由とは、

1.外貨両替レートがお得


2.お礼(チップ)をするなら現金払い。


3.現金しか使えない場所や場合がある

です。


いかがでしたか? 今回の情報があなたに有益な情報であったなら幸いです。

これらの情報を参考にしていただき、あなたの海外旅行が素晴らしい旅行であることを祈っております。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

店頭外貨両替レート

更新日時:2024-10-16 09:50

買取価格 販売価格
USD USD 米ドル 146.80 150.70Low Stock
EUR EUR ユーロ 159.40 165.00
CNY CNY 人民元 19.42 21.74
KRW KRW 大韓民国・ウォン 0.1045 0.1133
GBP GBP イギリス・ポンド 187.00 200.30
AUD AUD オーストラリア・ドル 95.50 102.00
TWD TWD 台湾・ドル 4.41 4.79
HKD HKD 香港・ドル 18.30 19.85
THB THB タイ・バーツ 4.27 4.62Low Stock
CAD CAD カナダ・ドル 103.50 110.00
PHP PHP フィリピン・ペソ 2.46 2.67
SGD SGD シンガポール・ドル 107.80 117.00
tel.  03-5318-9877

受付:11:00 - 19:00 ※ 定休日を除く

営業日カレンダー